小学校低学年への防災講演
東播地域担当
横山 恭子(兵庫県 防災士)
小学校低学年への防災講演
26年度から小中一貫校となる高砂市立高砂小学校と高砂市立高砂中学校にて、1/9(木)防災講演会が開催されました。小中一貫に少しずつ慣れていけるようにと、中学校には小学5・6年生が参加し、高砂市危機管理室の方の講演を聞ました。小学校では1年生~4年生までの児童が、防災士による講演を聞き、災害時の身の守り方などを映像や体験を交えて覚えました。
【日 時】 2014年1月9日(木) 13:50~14:30
【場 所】 高砂市立高砂小学校 体育館
【講 師】 NPO法人兵庫県防災士会 横山恭子
「ぼくたち、わたしたちにできること」

阪神淡路大震災や東日本大震災の被害を改めて見てもらうと「おぉぉぉ!!すごい!」と会場中がざわめきました。
最近では、あまりテレビで見られなくなった映像だけに、子どもたちの反応も大きく自然の怖さを感じたようですが、いつも自然が牙をむくわけではなく、私たちの生活に恵みをもたらしてくれていると言う事を伝えると、児童たちも大きくうなずき、とても穏やかな顔に変わりました。
兵庫県高砂市は、もともと水害が多い町ですので、町の特性を知ってもらい、これから起こりうる災害について説明する中で、海・山・川・工場・交通機関など、自分たちの町の良さや危険個所を一緒に考え、2つの宿題を出しました。
「登校班は、小さな探検隊」 自然災害・交通災害などの危険個所を見つけながら登校しよう。
「今夜は、家族会議をしよう」講演で覚えたことを家族に伝え、避難場所などを決めておこう。
今回は、低学年という事もあり、長時間話を聞くのは難しいですので、後半は、身体を使って「ぼうさいダック」で災害時の初動を練習しました。驚いたことに、「ぼうさいダック」を知っている児童が数名いて、先頭を切って声を出してくれましたので、まわりの児童の反応もよくとても盛り上がりました。子供たちの素早い反応を見て、小さい頃から身体で覚えることが、どれだけ大事なことかを改めて感じました。
(文責 横山恭子)
特定非営利活動法人兵庫県防災士会中央寄せ