社会教育情報番組「社研の窓」に活動が掲載

吉田 トシ子(神奈川県 防災士)

社会教育情報番組「社研の窓」に活動が掲載

 H16年に防災士の資格をとり、取得直後に女性防災士に声を掛け「なでしこ防災ネット」を立ち上げ女性の視点からの防災活動に取り組んできました。
 なでしこ防災ネットは4月28日平成25年度 社会教育情報番組「社研の窓」に活動が掲載されました。

(以下国立教育政策研究所ホームページより抜粋)
国立教育政策研究所 社会教育実践研究センター
平成25年度 社会教育情報番組「社研の窓」

社会教育実践研究センターでは,地域における社会教育事業を支援するため,全国の特色ある実践事例を紹介し,各地域における社会教育の振興や事業計画の立案に資することを目的として,社会教育情報番組「社研の窓」を配信しています。 平成24年度の調査研究から,社会教育における防災教育・減災教育の取組と企業とボランティア活動の特色ある事例を紹介します。

なでしこ防災ネット
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ホームページはコチラからご覧ください
「女性の視点できめこまかな防災活動・防災教育を展開し災害に備えた地域づくりを進める取組」

 平成24年度「社会教育における防災教育・減災教育に関する調査研究報告書」の中から,標記の事例を紹介します。

 なでしこ防災ネットは,神奈川県秦野市を拠点に,平成17年8月から防災士を中心に活動を開始しました。防災への知識と意欲を高め,災害時に支援が必要となる方をはじめ,地域に暮らす全ての住民にとっての安全・安心なまちづくりを目指しています。特に,女性が地域防災に果たす役割をしっかりと認識するための講演・講習・実習活動を実施したり,非常食や身近な食材を使ったレシピ集等を作成したりするなど,地域の実態に応じた多様な活動を展開し,災害に備えた地域づくりを進めています。
●コメンテーター(解説) 水谷 修氏(東北学院大学教養学部人間科学科 教授)

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文部科学省 国立教育政策研究所 社会教育実践研究センター発行の社会教育における防災教育・減災教育に関する調査研究報告書にも掲載されました。(頁97~頁105まで)
資料はコチラからご覧ください

 また、5月22日には「防災教育の実践に係るガイドラインの作成に関するヒアリング調査」に協力します。
(以下ヒアリング依頼文書より抜粋))
本調査では、これまで各地で優れた防災教育を実践・継続されてきた団体の方に対するヒアリングを通じて、防災教育の実践に係る課題とその解決方法等を抽出、分析し、体系的に整理することとしています。更に、新たに防災教育に取り組もうとする地域の市区町村職員、教育関係者、自主防災組織の構成員等を対象に、実践の手順とポイントについて事例を交えて容易に解説したガイドラインを作成し、国内外に情報発信することとなっております。
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第3回楽しく学ぶ 防災・減災教室を開催

田中 勢子(宮城県 防災士)

第3回楽しく学ぶ 防災・減災教室を開催


 今年も昨年同様、「第3回 楽しく学ぶ 防災・減災教室」を行ないました。
東北電力グリーンプラザでの活動が、<仙台市ホームページ「国連防災世界会議・防災・復興レポート」>に掲載されました。
以上ご報告いたします。

「あなたならどうする」―楽しく学ぶ防災・減災教室は工夫がいっぱい

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東日本大震災以降、市民の防災・減災への関心を高めようと、だれでも出来る防災・減災についての学習ツールの開発や普及活動が全国的に活発化しています。仙台市を中心に活動している市民グループ「わしん倶楽部」は、緊急時の対応をイエス、ノーで判断し、選択していくゲームや、避難時の初期動作を織り込んだ替え歌の体操など「楽しく学ぶ防災・減災教室」に力を入れています。

2014年4月上旬、同倶楽部代表で防災士の田中勢子さんとスタッフは、仙台市の電力ビルグリーンプラザで5日間のイベントを開きました。日替わりで内容を変えながら、5種類の学習コースを実施しました。

童謡の替え歌でいざという時の行動を体で覚える体操もありました

「防災駅伝」と名付けたコースは、サイコロの目数で上がりを競うすごろくの中に、防災に関する問題に答えるチェックを入れ、2人1組でタスキを運ぶゲームです。知識の豊富な人が必ず勝つとは限らず、心の中も試されることがあります。

歩一歩(ほいっぽ)体操は、地震、津波、台風などの自然災害や事件、事故の時、身を守る初期動作や心得を歌で表し、体操の演技を振り付けしたものです。童謡「ウサギとカメ」の替え歌に合わせて体を動かします。

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参加者に歩一歩体操を指導する田中勢子わしん倶楽部代表(左)

正解のないゲームの少数意見に「目からうろこ」も

5つのコースの中で、多くの人が新鮮な感覚を味わったのは、「クロスロードゲームみちのく版」という、正解のないゲームです。参加者がテーブルを囲み、緊急時に二者択一の判断を迫られた時の「イエス、ノー」をカードで答えます。

「あなたは60歳代の支援者です。マンションの10階に住む独り暮らしの車いす利用者に、避難所に連れて行ってくれるよう頼まれました。電気も止まり、外は寒い。あなたならどうする」。多数派にはミニ座布団が与えられる趣向ですが、結果が判明した後、全員で判断の理由を説明する場面にこのゲームの最大の特徴があります。

上記の質問で、ノーと答えた一人の女性は、東日本大震災の避難所体験を語りながら「環境の整わない避難所に無理に移動するより、自宅の方が快適だと説明し、その後で孤独にならないための配慮を行う」と理由を説明しました。イエスと回答した人たちもうなずいて聞きました。

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「あなたならどうする」。クロスロードゲーム参加者に二者択一の質問を投げかける吉川慶應大学教授

このような質問が繰り返され、毎回のようにイエス、ノーが分かれます。少数派がたった1人の場合は、貴重な少数意見として金座布団が与えられ、多数派は何ももらえません。最終日、このゲームを開発した吉川肇子慶応大学教授が会場を訪れました。吉川教授は「正解はないのです。ほかの人の判断が新しいヒントになればよい」と語りました。

オリジナルのゲームを「ご当地向け」にアレンジして普及

わしん倶楽部の防災学習は、既存のゲームなどを東北に適応するように練り直したものが多くあります。歩一歩体操は広島県呉市の社会福祉協議会作成の歌詞を、仙台・東北の人にも親しみやすい「ズーズー弁訳版」にして普及させ、CDも作りました。

「クロスロードゲームみちのく版」では、阪神淡路大震災をきっかけに吉川教授が作成したオリジナル版を下敷きに、東日本大震災で実際にあった場面を設問に加えるなど、地域の経験と教訓を取り込んで作成しました。

期間中、会場は多くの参加者でにぎわいました。特別支援学校の男性教諭は「学校で使いたい」と、全てのコースに参加しました。わしん倶楽部の田中代表は「お年寄りも子どもも楽しく防災を学ぶことで、自分を守る力を身につけてほしい」と話します。
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日本防災士会は、会員相互のネットワーク構築とスキルアップを支援し、地域防災力の向上に寄与することを基本理念として活動に取り組んでいます。

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