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熊本県球磨村被害状況報告 第2報

令和2年7月豪雨で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
防災士のご身内の方が被災されたという報告がございました。
その防災士の活動事例は日本防災士会ホームページの「防災士の活動」に掲載しておりますのでご覧ください。
その後の情報です。写真参照

防災士の実家は、JR球泉洞駅のやや上流の集落(大坂間集落)ですが、県道の寸断によって未だ入れないとのことです。
駅周辺は、かなり被害が出ていて駅近くの民家は濁流で流されて残念な結果になっているようです。
防災士の話では「実家は高台にあるので大丈夫だった」と聞いているけど、確認に行けないとのことです。

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令和2年豪雨の自主防災会活動報告

天野 時生(福岡県防災士)

7月4日未明から熊本南部等で発生した「令和2年豪雨」に際して、お亡くなりになられた方々へご冥福をお祈りしますとともに被災された方々の一日でも早い復旧・復興を心から願っています。
私の居住する福岡県那珂川市は、大きな被害はなかったものの、6日から14日にかけて大雨警報、土砂災害警戒情報等が発令、解除を繰り返す中、成竹区自主防災会(私は副会長)の活動を報告します。
大雨に備えるべく6日の早朝に公民館を自主避難所として開設しました。正午には大雨警報、14時過ぎには洪水警報が発令され、区民に対し避難要請連絡を行いました。7日に災害対策本部を設置し、役員・防災委員が集結し、高齢者等避難要支援者宅へ個別に訪問し、避難要請、警戒を求めました。避難された方は3名でしたが公民館で不安な時間を余儀なく過ごされました。
避難所としての公民館の運営は、受付で係はフェイスシールドを装着し、避難された方の体温測定と手指消毒を行い、大広間ではダンボールを活用したベッドと間仕切りを設置しました。また、定期的に換気を行い、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しました。
区周辺では、土砂崩れで道路が一時通行止めとなったり、水路等に倒木(即時撤去)があり、土砂災害には最も警戒を要しました。
自主防災会の役員・防災委員は、6日から14日にかけて自宅と公民館を行き来し、訪問、パトロール、防災情報の配布等を行い、区民の命、安心・安全を守る活動を行いました。ただでさえ緊張で疲労を感じる中、新型コロナウイルスの感染症対策も行う必要があり、今後の防災・減災活動、避難所運営に課題もありましたが、なんとかケガ人もなく災害対策本部を14日に解散しました。
しかし、その後も梅雨前線は停滞し続け、27日の夜間にも大雨警報が発令されました。ようやく、30日には梅雨明けとなりそうですが、これからも酷暑と台風等の対策が求められます。
今後も自主防災会活動等の活動報告を随時行っていきます。

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資料(pdf)はコチラからご覧ください

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資料(pdf)はコチラからご覧ください

地区防災計画を作成

北村 俊恵(滋賀県防災士)
(彦根市大薮町自主防災会会長)
本会は、4年前に自治会傘下の独立した運営に組織変更を行い、今年度の活動に向けてこれまで実践してきたことを基にして地区防災計画を作成いたしました。まだまだ、活動を積み上げながら改善は必要ですが、広い地域で活動を進めてもらうことを目的に、彦根市にも提供したところです。

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地区防災計画2020年(表紙目次)
資料(pdf)はコチラからご覧ください

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地区防災計画2020年(原本)
資料(pdf)はコチラからご覧ください

令和2年7月豪雨 熊本県人吉市・球磨村 現地訪問記

 2020年7月11日 鹿児島空港から車を借り球磨・人吉へ向かいました。天候は曇り、刻々と変化しており、小雨、土砂降り、濃霧など不安定な状況です。幸い天候による通行止めはなく現地まで通行できました。途中で物資を調達し避難所となっている旧高校校舎に到着。コロナ渦における避難所対応とされている手指消毒と検温、体調等の健康確認が行われ面会受付を終えました。避難している部屋を案内頂き、親に面会することができようやく安堵することが出来ました。

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 これまでの経過について報告いたします。6月に入り頻繁にyahoo防災情報にて登録している地元のアラートを受信する機会が増え、梅雨時期の長雨によるものだと思っていたのですが、 7月3日の夜から様子は一転し今回の未曾有の災害となりました。 午前7時過ぎLINEグループで、洪水が発生し地域が浸水している、住民は避難している等の情報が入りました。すぐに実家へ電話を掛け確認すると、家も危険な状況で身の危険を感じ、合羽を着て庭に出ているとのこと。地域としても過酷な状況で既に家屋の屋根しか見えない家があると聞きました。1時間後に再度電話するも、せっぱ詰まった状態で、すぐに電話を切られました。その後はまったく連絡取れない状態でした。家も、地域もどうなったのか全く予測もつかず、不安でニュースに見入る状況が続きました。日が変わり連絡も無いままでしたが突如、見知らぬ電話番号から着信が有り、電話に出ると親からで、自衛隊の方に救助してもらったとのこと。話を聞くと自宅横の砂防ダムから越水しており、周辺家屋への浸水と崩落が発生していたとのこと。自衛隊の方に発見していただき救助されたとのことでした。大変運がよかったと思います。 発見救助頂いた自衛隊の方には感謝しかありません。

 搬送された避難先は、屋根付き屋外のスポーツ施設で壁も無く、地面にブルーシートを張っただけの所で夜は寒かったとのこと。ここで2昼夜過ごし、いまの避難所に移動してきたとのことです。自宅からは30数キロメートル離れた見知らぬ土地への避難です。道路も寸断され地域全部が被災しており避難所も機能しないのが実情です。

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 避難所となっている所は旧高校の学舎棟と体育館です。玄関に撮影禁止の掲示がなされています。冒頭に書きましたが、コロナ渦での避難所運営対応がなされています。廊下には携帯の充電コーナーがあり、提供された物資が置いてありました。(必要な方は自由に持っていけます。)掲示物の情報は 病院の紹介、ペットの世話について、部屋の掃除、トイレ掃除についてなど共同生活におけることが掲示されていました。 避難所としては機能し始めたところと思います。訓練とかで想定する内容と現実の差を感じましたが混乱している様子はなく、運営に携わる方がうまく運用されていると感じました。案内された部屋が受付(玄関)の近くなので他の避難者の方の部屋や体育館施設などの状況は分かりませんので想像の域ですが。避難当時の新聞記事があり観てみると教室にシートと椅子がおいてあるだけの状況でした。その後、段ボールベッドが設置され現在に至るとのこと。同室には6名の方が入室されています。また、元学校だけあってトイレも心配なく確保できており安堵しています。

 困り事は情報が全く入らない。テレビなどの設置も無い状態です。携帯ラジオを持参して受信するも電波の環境は悪く、AMラジオ1波のみで教室と言うこともありFM波送は全く受信出来ませんでした。携帯電話の電波も3Gとなっており普段の環境とは程遠いで状態でした。親は携帯電話を所有するも電話をかける事が精一杯です。今回の災害と避難生活において情報を得るツールを使える、使えないは今の時代厳しいものがあると、ひしひしと感じました。 コロナ渦で人との接触が制限されているので各個人で情報も得るための術を身につけることも、防災の一つとして考えざるを得ないと思いました。

 避難者への支援としては食の提供(基本的に弁当)、飲料水、マスク、そのほか物資、自衛隊特設風呂です。食べ物が不足していることは有りませんでした。ただ、今回救助され避難生活になったこともあり、自分で持ち出した物はごくわずかで多くの方が身一つでの避難を余儀なくされています。訪問して、私は何を話していいのかも分からずただ話を聞き持参したものを渡すことが精一杯でした。


~自分が持参、購入したものについて~
常温保存可能な羊羹、野菜ジュース、果物ジュース、栄養補助食品。ラジオ、爪切り 老眼鏡、市販目薬、アルコール指手消毒液 (ジェルタイプ)、噴霧方消毒液、綿棒、冷えピタ、ホットアイマスク、袋、乾電池、ライト、筆記用具、etc

~面会して頼まれたもの~
市販の薬(胃腸薬)、便秘薬、時計、顔毛剃り、手提げ袋。 小さい折り畳みテーブル
お薬手帳を持っていましたが、避難所にて巡回されるお医者様からは薬の処方はできないとの事で病院に行ってくださいとの対応となっている。避難所で医療の提供については難しい事が分かりました。

【被災地の様子>被災地域画像】

 避難所を離れて被災現場を視察。警報も出ていたので、行ける所までとなりましたが、連日の各種報道のとおり、道中洪水の跡が随所にみられ、市街地では必死に片付けされている様子を多く見ることができました。瓦礫などそこら中、山積みです。通行止めとなっている所も多く、記憶の範囲で車を走らせ地元へ向いました。どんどん進につれ悲惨な状況を目の当たりにし災害、被害の大きさを感じ取ることができました。道路は抉られ、寸断し、橋も、線路も流され、目的地へは行くこと出来ませんでした。報道、記事による被害画像を見ると復旧に何年かかるのか?復旧すらしてくれるのか?疑うレベルです。

 地域が本当に崩壊した姿をみた感じです。川を知り、共存し、これまでも洪水対策を講じてきた地域ですが、図り知れない自然の脅威に、ただただ 「何で」と言いたいです。想定外と言えば叩かれる時代ですが、本当想像以上の雨量と洪水、河川氾濫となった災害でした。球磨川の本流が取りざたされていますが支川も同様に大氾濫し被害が拡大をしています。

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 警報がでたら まずは、命を守る行動を優先してください! !

 自分は、地元に出向き何かしたい、災害支援をしたいところですが、コロナ渦の行動制限により容易に帰省もできない状況でものすごくはがゆい思いをしています。

 訪問した際は事前にPCR検査を受けコロナ陰性が確定しているのですが、何回もできる検査でもないので日ごろの感染予防に徹して、感染させること、感染しないことを願っています。

 以 上

 奈良県在住 防災士

活動報告

広瀬 一行(愛知県 防災士)

2020年度社会科副読本3・4年生『わたしたちのいなざわ』に掲載されました。
詳しくは資料を参照ください。

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資料(pdf)はコチラからご覧ください