FC2ブログ

成竹区地区防災計画の作成

天野 時生(福岡県防災士)

かねてから作成を予告していました成竹区地区防災計画がこの度完成し、区民全世帯に配布いたしました。
例年ですと10月の第四日曜日は、自主防災会防災訓練の日ですが、新型コロナウイルス感染防止のため中止となりました。しかし、代替訓練として地区防災計画を配布し、文書にて訓練実施といたしました。
内容は考え方として「備え・早期避難・絆」を中心に据え、共助の部分をより詳細に整理し、地域別に個別にどう行動するかを基本に据えました。また、新型コロナウイルス感染症対策を入れて、難しくなく、簡潔だけれどもわかりやすくコンパクトにまとめました。
世帯数116世帯252人、高齢者率42.1%の小さな行政区ですが何よりも「区民の命を守る」ことが大前提です。本年も7月と9月に自主防災会が大雨と台風に対して避難所運営等を行っています。まさに実践を重ねた地区防災計画です。今後も随時改善を行いながら、より良い防災・減災活動を行っていきます。

021025amano1
資料(pdf)はコチラからご覧ください

10/20(火)実籾小学校6年生火起こし炊飯体験(千葉県習志野市)

青木 信夫(千葉県防災士)
防災コミュニティネットワーク(BCN)

令和2年10月20日(火)、千葉県習志野市、習志野市立実籾小学校において6年生を対象とした火起こし・炊飯体験が行われ、BCNは主に火起こし体験を指導しました。
実籾小では初めての試みである火起こし体験では、火打石(ファイヤースターター)、まい切り式火起こし器、虫眼鏡、スチールたわしと電池、ミカンの皮とサラダ油など各ブースを自由に回り、様々な火起こしを体験をしました。火打石は練習していくと火が着くようになり、まい切り式火起こし器では短時間ながら煙が出るところまでいきました。スチールたわしに電池を接触させると火を起こせますが、もし、この組み合わせがバッグに入っていたら火が着いてしまう可能性があることも学びました。みかんや柑橘系のくだものにサラダ油を垂らすとろうそく代わりになったり、体育館の中は驚きと好奇心に満ち溢れていました。
校庭ではアルミ缶を利用した炊飯が行われ、風もなく絶好の天候ながらなかなか火を継続して燃やすことが難しく、かかりっきりになって終了時間を過ぎても夢中になっていました。こうした体験はなかなか実施できません。子ども達は貴重な体験をしました。

日程:令和2年10月20日(火)
場所:実籾小学校
対象:6年生全員
スタッフ:6名
内容:火起こし体験、炊飯体験 

021020aoki1

021020aoki2

021020aoki3

021020aoki4

021020aoki5

取材対応

浦野 修(東京都防災士)

防災士の資格と役割についての取材に対応しました。

021009urano1 021009urano2
掲載記事(pdf)はコチラからご覧ください

10/13(火)実籾小学校6年生HUG(千葉県習志野市)

青木 信夫(千葉県防災士)
防災コミュニティネットワーク(BCN)

令和2年10月13日(火)、千葉県習志野市、習志野市立実籾小学校において6年生を対象としたHUG(避難所運営ゲーム)が行われ、BCNが指導しました。
10月は搬送・ロープワーク、HUG、火起こし炊飯体験の3項目を実籾小で行いますが、いずれも子ども達に教えるのではなく考えてもらうことを優先したプログラムになっています。知識は与えられるものではなく、培うものという精神が見て取れます。その中でもHUGは考えてもらうことが目的の一つになっており、主体性を重んじる良教材です。
昨年も別学年でHUGを行いましたが、今回も小学生バージョンではなく一般バージョンで行いました。進行は少しゆっくり、イベントでは他の班の意見も聞きながら進めるなど考慮しています。これは小学生だからレベルを落としたのではなく、実籾小の子ども達は一般や大人たちより高いレベルにあるため、より突っ込んだ内容に触れた結果です。

日程:令和2年10月13日(火)
場所:実籾小学校
対象:6年生全員
講師:松井正雄防災士
スタッフ:4名
内容:HUG
 
aoki021013-1

aoki021013-2

aoki021013-3

aoki021013-4

aoki021013-5 

10/8(木)実籾小学校6年生防災学習(千葉県習志野市)

青木 信夫(千葉県防災士)
防災コミュニティネットワーク(BCN)

令和2年10月8日(木)、千葉県習志野市、習志野市立実籾小学校において6年生を対象とした担架搬送訓練、ロープワーク体験が行われBCNが支援しました。
担架搬送では、徒手搬送、毛布搬送、竿を使った応急担架搬送を学び実践しました。後半では布担架に人形を乗せ4チームに分かれて担架競争を行い、1回目はより安全に水平を保ちながら丁寧に運ぶ訓練、2回目はスピードを重視して、丁寧であっても素早く搬送するという競争形式です。この学習を実施する前日まで、搬送法やロープワークについて子ども達が事前調べをしていることもあり、興味津々でまじめに向き合っていました。ロープワークでは基本となる本結び、巻結び、もやい結びを15分足らずでほぼ全員がマスターし、後半は水難救助として、川でおぼれている子どもをロープを使って救助する方法を学び、実践しました。
子ども達の吸収は早く、今回盛沢山と思われた内容も見事にこなしていました。
事前の学習効果の表れだと思います。

日程:令和2年10月8日(木)
場所:実籾小学校
対象:6年生全員
スタッフ:6名
内容:担架搬送法、搬送競争、ロープワーク、水難救助 

021008aoki1

021008aoki2

021008aoki3

021008aoki4

021008aoki5

地区防災計画の計画提案の中断と教訓

岩崎 良人(福井県防災士)

 2015年3月、260世帯ほどある福井県のとある地区の区長になったとき、2013年の災害対策基本法改正で新たに設けられ居住者等による地区防災計画の作成および地域防災会議への提案をしようとしましたが、うまくいきませんでした。なぜ、うまくいかなったのか、経緯と得られた3点の教訓について紹介したいと思います。
 私が区長となった地区は、1953年の台風13号で甚大な被害を受けた地域であり、また。2年前の2013年9月に日本初の大雨特別警報が出され「ただちに身を守る行動」が求められた地域でもありました。当時、この地区には自主防災計画で体制が整えられ、必要な資機材も準備されていましたが、地区防災計画とするために法的に求められる「災害が発生した場合における地区居住者等の相互の支援」ということに関する計画がない状況でした。
 この「相互の支援」を満足し、かつ、特別警報の「直ちに身を守る行動」に対応できるような地区防災計画を作成するとともに、地域防災会議へ計画提案することを考え、その地区計画の目的概念(ポリシー)を「共助のために自助する」とし、恐怖から逃げたのでは共助ができないため、海外の災害における住民マニュアル等では、それしかないとばかりに推奨、採用されているシェルタリング・イン・プレース(SIP)を基本行動(レスポンス)とすることで、計画作成に着手しました。SIPについては、定訳がない状態ですが、その場で身を守る行動基準と解しました。
 このSIPは、高齢者等の災害時要援護者の救護の観点から、国内の慣習や認識にあわない面もあるため、過去状況を確認しました。その結果、10年ほど前、居住地区に避難指示が出されたとき、十数名該当する要援護者の全員に避難支援すると電話したところ誰一人として避難するとの申し出がなかったことがわかりました。また、原案作成中に民生委員とともに各戸をまわり、意思を確認した結果、SIPを採用しても問題ないという判断をしました。さらに、2009年8月9日の兵庫県佐用町で、避難に関し大人がしなければならない子供の命を守ることができなかった事例があったこと、および本人の意思がない避難は、もし途中で何かあった場合の業務上過失致死傷の可能性も考慮しました。なお、洪水の場合のSIPはいわゆる垂直避難を意図しています。
 技術的な面、例えば、洪水であれば、この地の最大到達水位、家屋の浮力と流失、流速による家屋破壊などを検討し、個別にSIPとは違う行動を求めることも必要でした。
 この技術的な面の検討から地区計画を作成するには、対象とする災害をどうするかを決める必要があるため、米国の災害区分を参考に30種類程度の災害を設定し、100年程度の間での当該災害の発生頻度の想定と、その災害による同地区の人的・物的被害を想定し、地区防災計画を作成するべき対象災害の優先度スコアを決めました。その結果、計画作成の優先度スコアが圧倒的に高かったのは家庭火災、次に洪水、地震と続きました。津波と変わらい程度のスコアに、今の新型コロナパンデミック、日本は2度も経験している核攻撃、地下鉄サリンや池田小学校襲撃事件などの過去事例があるテロ攻撃などがありました。
 計画作成の優先順位をつけたのは、計画を作成した後に訓練を行い、評価と実効性確認をするスパンを確保する必要があったためで、そのために1年に1災害、3年間で完成提案という計画を立てました。
 結果的に、地区防災計画の案は作り、2015年洪水(アンケート評価では、1戸建て世帯の約70%が訓練参加)、2016年地震(同、1戸建て世帯の約30%が参加)と訓練を行ったのですが、大きな課題が出たため、それ以上進めなくなり、中断することとしました。その課題、訓練において得られた教訓として、以下の3つを紹介したいと思います。

➀ 知識や技能を持っていても、実際の行動に反映されるとは限らない。
 2016年の地震の計画では、「身を守る行動」として、日本シェイクアウト協会の認定を受けたシェイクアウトとし、3点目で述べる安否確認によって倒壊家屋中の地区の仲間を助けるものとし、説明会を開きリハーサルをして、NHKの緊急地震放送を防災行政無線で流して訓練を実施しました。
 そこまでは個別には課題はあるものの特に計画断念ということまでいかないのですが、その訓練の3か月後、実際に緊急地震速報が出ました。そのときの対応を訓練実施側の主要メンバー聞いたところ、「忘れていた」、「たいした地震じゃなかった」、「緊急地震速報聞いていない」などと、誰もシェイクアウトをした人はいませんでした。

② 起きたとして考えることは、全員の理解とはならない。
 2015年には2階付近まで浸水する洪水を想定し、SIPで2階へという計画について事前説明会を開きましたが、話を始めるや否や、参加者のお一人が席を立ってしまわれて、その他数人が非常に怪訝な顔をされました。こういった方は訓練にも参加していただけませんでした。
 法で「災害の発生を常に想定する」(災害対策基本法第7条で呼びこまれる同法第2条の2)ということを住民の責務としていますが、起きたとして考えるより起きないようにすべきだ、同じ投資をするなら起きないようにすることへ投資するのが当然という考え方を持っている方が多いということだろうと思います。
 近年、ハザードマップを主要な災害の知識面とする傾向が強くでて、それは危険個所である、どこが一番危険かを出し、そこに行政が対策をするという風に理解されているようで、ハザードマップのような災害リスク情報をもとにリスクマネジメントをするということには至っていない状況です。ゴルフでハザードに打ち込んだ場合は、技能を上げるよりクラブやボールを変えようというような話に思えます。

③ 共助を行う対象の被災者を見つけるのは難しい。
 洪水の時、2階へ上がって体調不良等になった場合は黄色いタオルを出すという計画にして、訓練のとき自主防災会の役員に黄色いタオルが出ているかどうか点検に回っていただいたのですが、数軒、訓練として黄色いタオルを実際に掲示された方がいました。その内、1軒だけ、本人はアンケートで「黄色いタオルを出した」と報告されましたが、当日の点検結果にはタオルが出ていないと報告されていました。これは1軒だけだからとはならない、抜本的な見直しの必要性を示唆しています。
 地震のとき、事前に防災行政無線を最大ボリュームにして、緊急地震速報後に「助かった人はボリューム下げて、閉じ込められた方はそのまま動かないで、必ず助けにいきます。」と繰り返しなげかけ、自主防災組織の役員の人が地域をまわり、その防災行政無線の放送を聞けたら共助すべき人がいるので、大きな声で「何かをたたいて反応しください」とし、その音がしたら、ずっとレスキューがくるまで、声掛けするという計画でした。しかし、防災行政無線機の置き場所にもよるでしょう、訓練時の点検結果は、窓を少し開けて倒壊を想定した家屋からの放送が「外からは聞こえない」というものが半数近くありました。
 家庭火災のとき、火災報知器が鳴る、外に出る、119番する、を基本行動に、近所の人に火災だと声掛けするのを共助とする計画としましたが、本来的に火災発生家屋の中に人がいるかとうかの安否については確認できないものでした。そこの検討に時間がかかりそうで、そのため3年目に訓練をしようとしましたが、上述の2つの教訓が出たため、その検討を中断しました。

チャンスがあったら、再び、地区防災計画の提案制度の活用を再開したいと考えています。

最後に、1点だけ、追加でご紹介したいことがあります。

 2016年の地震想定の訓練直後のアフター・アクション・レビュー(反省会、振り返り、批評会などと呼ばれるもの)で、参加者から、倒壊家屋の中に人がいることがわかっていて、声かけだけでよいのか、助けなくてよいのかという意見がだされました。計画は、余震による2次災害と被災者のクラッシュ症候群(挫滅症候群)を考慮して、すぐに入院できるよう専門のレスキューを頼むというものでした。そのとき、参加者の中に地区の中でクリニックを開いているお医者さんがいて、「そんな場合はすぐに俺を呼んでくれ、手足を切ってでも命は助ける」とおっしゃったとたん、シーンとなって、計画に救助をいれるかどうかの結論を出すことができませんでした。

10/4(日)佐倉市王子台6丁目町内会防災訓練(千葉県佐倉市)

青木 信夫(千葉県防災士)
防災コミュニティネットワーク(BCN)

令和2年10年4日(日)、千葉県佐倉市、王子台6丁目町内会にて防災訓練が行われ、BCNが支援しました。地震体験、初期消火、ロープワーク、家具転倒防止策、トイレ法と盛りだくさんの内容です。
当初多くの参加者を募る予定でしたが、新型コロナウイルスの関係で役員ら10名の参加になりました。少ない人数が予定されていたことから、省いていた消火器訓練も行うことになり、内容は体験型を中心に充実しています。
コロナ対策として参加者名簿の作成、体温測定、手指消毒、家族以外は離れて実施など徹底した対策がなされています。
王子台6丁目町内会は700戸以上が加入する大きな地縁団体で、1981年以降に開発された閑静な住宅街です。これまで大きな災害に遭遇したことがなく、町内会の役員任期が1年とのことで防災に関しては途上ですが、これまでの訓練とは趣向を変えて訓練を行ってみたいということから、当方に要請いただきました。
訓練が始まったころには心配されていた雨も上がり、少ない人数ということもあって、一つひとつの訓練について皆さんが主役になることができ、我が事として捉えていただけたようです。来年度に申し送りするとの会長の談がありましたが、お手伝いをさせていただきながら年々ステップアップしていただきたいと願っています。

日程:令和2年10月4日(日)
場所:佐倉市王子台6丁目町内会
対象:約10名
スタッフ:4名
内容:地震体験、初期消火、ロープワーク、家具転倒防止策、トイレ法
 
021004aoki1

021004aoki2

021004aoki3

021004aoki4

地区の防災士懇談会を開催

有賀 元栄(長野県防災士)

活動報告をさせて頂きます。10月は、防災士養成講座を2次元と町内防災講座6回。11月は、認知症サポーター養成講座と認知症者の防災対策の講演が予定されています。

020922aruga1
資料(pdf)はコチラからご覧ください

活動報告

広瀬 一行(愛知県 防災士)

2020年9月18日講演内容の報告です。

020918hirose1
資料(pdf)はコチラからご覧ください

9/4(金)実籾小学校6年生避難所体験(千葉県習志野市)

青木 信夫(千葉県防災士)
防災コミュニティネットワーク(BCN)

令和2年9月4日(金)、千葉県習志野市、習志野市立実籾小学校において6年生を対象とした避難所体験が行われBCNが講評を行いました。先日1日に行われた1組に続いて2組の取り組みです。
避難所をどのように開設したらよいか、受付設置から人員配置まで自分たちで計画し、それを実践する主体性を持った取り組みです。設営後はそれぞれが高齢者役、妊婦役、ケガ人役などを演じながら、問題点を探ります。
質問コーナーではペットの取り扱い、実際の避難所で配られた食事、ケガ人はどの程度の割合かなど、この設営訓練を行ったことによる素直な疑問がいくつも出ました。
子ども達に主体性を持たせた訓練は時間もかかり準備も大変ですが、防災力の向上という点ではこれ以上ない取り組みだと思います。

日程:令和2年9月4日(金)
場所:実籾小学校
対象:6年生(2組)
スタッフ:5名
内容:避難所体験 

020904aoki1

020904aoki2

020904aoki3

020904aoki4

020904aoki5

9/1(火)実籾小学校6年生避難所体験(千葉県習志野市)

青木 信夫(千葉県防災士)
防災コミュニティネットワーク(BCN)

コロナの影響により2020年3月から8月まで、活動を中止、自粛していましたが、2020年9月から様子を見ながら活動を再開しました。活動の際にはスタッフの体温、アルコール消毒、マスクを徹底しています。
令和2年9月1日(火)、千葉県習志野市、習志野市立実籾小学校において6年生を対象とした避難所体験が行われBCNが講評を行いました。
通常の避難所体験ではおぜん立てが出来ていて、指示通りに設営していくというマニュアル化された体験になっていますが、実籾小のすごいところは、避難所のレイアウトを2週間前から自分たちで考え、しかもコロナ対策としてどのようにしたらよいか調べ、実際に体育館で試すという主体性を持った体験訓練です。段ボールを立たせて設置する準備も前日までに終わらせています。
主体性の観点から、私どもは子ども達の設営に口を出さず見守ります。どのくらいの距離を保てばよいか、段ボールの高さはどの程度か、収容人数はどのくらいになるか、自分たちで考えます。
質問コーナーではトイレは何人に1基必要なのか、避難してきた人に積極的に声がけしたほうが良いかなど、素晴らしい質問が飛び交いました。
防災学習を進めている実籾小学校ですが、いつも我々が勉強させていただいている学校です。

日程:令和2年9月1日(火)
場所:実籾小学校
対象:6年生(1組)
スタッフ:5名
内容:避難所体験

020901aoki1 

020901aoki2 

020901aoki3

020901aoki4

020901aoki5

活動報告

高橋 政広(山形県防災士)

(以下お送りいただきました活動報告(抜粋)をご紹介いたします)
020827takahashi1
資料(PDF)はコチラからご覧ください

感染症対策を意識した避難所開設訓練講師を務める

有賀 元栄(長野県防災士)

令和2年辰野町総合防災訓練の講師を務めましたのでご報告いたします。
近日中に町保育園防災アドバイザーの任命を受ける予定です。
現在、一ヶ所の避難計画を作成しています。
「子どものいのちをどう守るのか」が私の防災活動のテーマです。

020830aruga1
資料(PDF)はコチラからご覧ください

相生市消防団チェーンソー取扱訓練指導

横山 恭子(兵庫県 防災士)

2019年8月よりチェーンソー作業者の保護衣着用等が義務化になり、相生市消防団に下肢切創保護衣(チャップス)が支給されたことで、このたび安全講習を含めた取扱訓練が実施されました
                記
 【日 時】2020年7月19日(日) 10時00分~12時00分
 【場 所】相生市 野瀬埠頭 
 【指導防災士】竹平元則、中植重治、井上耕治、横山恭子  計4名

相生市消防団15分団から160名が参加し、初心者を中心に安全講習・実技・整備を体験。
実技の前に、義務化になった保護衣の必要性を知っていただくため、保護衣にチェーンソーの刃を当ててどのように刃が停止するかなど実際の動きを見ていただきました。
相生市は土砂災害警戒区域が多い市で、台風シーズンには倒木によるチェーンソーの出動もあります。
災害時にチェーンソーを使う人だけでなく、その周りで作業する人もチェーンソーの怖さやしくみを知っていただくことで、全員で安全管理をしながら活動ができるよう指導しました。

020719yokoyama1
チェーンソー取扱訓練画像(PDF)はコチラからご覧ください

「特別養護老人ホームの消防訓練」で指導

寺岡 芳孝(兵庫県 防災士)

 姫路市にある「社会福祉法人 播陽灘(田上龍太郎、理事長)」では、「特別養護老人ホーム いやさか苑(田上優佳、施設長)」での令和2年度第1回消防訓練の実施にあたり、県消防課(ひょうご安全の日推進県民会議事務局)に「ひょうご防災特別推進員」の派遣要請を受けて、NPO法人兵庫県防災士会(日本防災士会兵庫県支部)寺岡芳孝防災士(ひょうご防災特別推進員)が派遣され指導をしました。
*詳しくは資料を参照ください。

020807teraoka1
資料(PDF)はコチラからご覧ください

活動報告

広瀬 一行(愛知県 防災士)

幸町区自主防災会会員278世帯の個別災害避難行動個別計画を作成完了しました。

020806hirose1
資料(pdf)はコチラからご覧ください

熊本県球磨村被害状況報告 第2報

令和2年7月豪雨で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
防災士のご身内の方が被災されたという報告がございました。
その防災士の活動事例は日本防災士会ホームページの「防災士の活動」に掲載しておりますのでご覧ください。
その後の情報です。写真参照

防災士の実家は、JR球泉洞駅のやや上流の集落(大坂間集落)ですが、県道の寸断によって未だ入れないとのことです。
駅周辺は、かなり被害が出ていて駅近くの民家は濁流で流されて残念な結果になっているようです。
防災士の話では「実家は高台にあるので大丈夫だった」と聞いているけど、確認に行けないとのことです。

020729oosakama1

020729oosakama2

020729oosakama3

令和2年豪雨の自主防災会活動報告

天野 時生(福岡県防災士)

7月4日未明から熊本南部等で発生した「令和2年豪雨」に際して、お亡くなりになられた方々へご冥福をお祈りしますとともに被災された方々の一日でも早い復旧・復興を心から願っています。
私の居住する福岡県那珂川市は、大きな被害はなかったものの、6日から14日にかけて大雨警報、土砂災害警戒情報等が発令、解除を繰り返す中、成竹区自主防災会(私は副会長)の活動を報告します。
大雨に備えるべく6日の早朝に公民館を自主避難所として開設しました。正午には大雨警報、14時過ぎには洪水警報が発令され、区民に対し避難要請連絡を行いました。7日に災害対策本部を設置し、役員・防災委員が集結し、高齢者等避難要支援者宅へ個別に訪問し、避難要請、警戒を求めました。避難された方は3名でしたが公民館で不安な時間を余儀なく過ごされました。
避難所としての公民館の運営は、受付で係はフェイスシールドを装着し、避難された方の体温測定と手指消毒を行い、大広間ではダンボールを活用したベッドと間仕切りを設置しました。また、定期的に換気を行い、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しました。
区周辺では、土砂崩れで道路が一時通行止めとなったり、水路等に倒木(即時撤去)があり、土砂災害には最も警戒を要しました。
自主防災会の役員・防災委員は、6日から14日にかけて自宅と公民館を行き来し、訪問、パトロール、防災情報の配布等を行い、区民の命、安心・安全を守る活動を行いました。ただでさえ緊張で疲労を感じる中、新型コロナウイルスの感染症対策も行う必要があり、今後の防災・減災活動、避難所運営に課題もありましたが、なんとかケガ人もなく災害対策本部を14日に解散しました。
しかし、その後も梅雨前線は停滞し続け、27日の夜間にも大雨警報が発令されました。ようやく、30日には梅雨明けとなりそうですが、これからも酷暑と台風等の対策が求められます。
今後も自主防災会活動等の活動報告を随時行っていきます。

020728amano1
資料(pdf)はコチラからご覧ください

020728amano2
資料(pdf)はコチラからご覧ください

地区防災計画を作成

北村 俊恵(滋賀県防災士)
(彦根市大薮町自主防災会会長)
本会は、4年前に自治会傘下の独立した運営に組織変更を行い、今年度の活動に向けてこれまで実践してきたことを基にして地区防災計画を作成いたしました。まだまだ、活動を積み上げながら改善は必要ですが、広い地域で活動を進めてもらうことを目的に、彦根市にも提供したところです。

020726kitamura1
地区防災計画2020年(表紙目次)
資料(pdf)はコチラからご覧ください

020726kitamura2
地区防災計画2020年(原本)
資料(pdf)はコチラからご覧ください

令和2年7月豪雨 熊本県人吉市・球磨村 現地訪問記

 2020年7月11日 鹿児島空港から車を借り球磨・人吉へ向かいました。天候は曇り、刻々と変化しており、小雨、土砂降り、濃霧など不安定な状況です。幸い天候による通行止めはなく現地まで通行できました。途中で物資を調達し避難所となっている旧高校校舎に到着。コロナ渦における避難所対応とされている手指消毒と検温、体調等の健康確認が行われ面会受付を終えました。避難している部屋を案内頂き、親に面会することができようやく安堵することが出来ました。

20200720-211243.jpg

くまむら_

 これまでの経過について報告いたします。6月に入り頻繁にyahoo防災情報にて登録している地元のアラートを受信する機会が増え、梅雨時期の長雨によるものだと思っていたのですが、 7月3日の夜から様子は一転し今回の未曾有の災害となりました。 午前7時過ぎLINEグループで、洪水が発生し地域が浸水している、住民は避難している等の情報が入りました。すぐに実家へ電話を掛け確認すると、家も危険な状況で身の危険を感じ、合羽を着て庭に出ているとのこと。地域としても過酷な状況で既に家屋の屋根しか見えない家があると聞きました。1時間後に再度電話するも、せっぱ詰まった状態で、すぐに電話を切られました。その後はまったく連絡取れない状態でした。家も、地域もどうなったのか全く予測もつかず、不安でニュースに見入る状況が続きました。日が変わり連絡も無いままでしたが突如、見知らぬ電話番号から着信が有り、電話に出ると親からで、自衛隊の方に救助してもらったとのこと。話を聞くと自宅横の砂防ダムから越水しており、周辺家屋への浸水と崩落が発生していたとのこと。自衛隊の方に発見していただき救助されたとのことでした。大変運がよかったと思います。 発見救助頂いた自衛隊の方には感謝しかありません。

 搬送された避難先は、屋根付き屋外のスポーツ施設で壁も無く、地面にブルーシートを張っただけの所で夜は寒かったとのこと。ここで2昼夜過ごし、いまの避難所に移動してきたとのことです。自宅からは30数キロメートル離れた見知らぬ土地への避難です。道路も寸断され地域全部が被災しており避難所も機能しないのが実情です。

20200720-214933.jpg

20200720-215501.jpg

 避難所となっている所は旧高校の学舎棟と体育館です。玄関に撮影禁止の掲示がなされています。冒頭に書きましたが、コロナ渦での避難所運営対応がなされています。廊下には携帯の充電コーナーがあり、提供された物資が置いてありました。(必要な方は自由に持っていけます。)掲示物の情報は 病院の紹介、ペットの世話について、部屋の掃除、トイレ掃除についてなど共同生活におけることが掲示されていました。 避難所としては機能し始めたところと思います。訓練とかで想定する内容と現実の差を感じましたが混乱している様子はなく、運営に携わる方がうまく運用されていると感じました。案内された部屋が受付(玄関)の近くなので他の避難者の方の部屋や体育館施設などの状況は分かりませんので想像の域ですが。避難当時の新聞記事があり観てみると教室にシートと椅子がおいてあるだけの状況でした。その後、段ボールベッドが設置され現在に至るとのこと。同室には6名の方が入室されています。また、元学校だけあってトイレも心配なく確保できており安堵しています。

 困り事は情報が全く入らない。テレビなどの設置も無い状態です。携帯ラジオを持参して受信するも電波の環境は悪く、AMラジオ1波のみで教室と言うこともありFM波送は全く受信出来ませんでした。携帯電話の電波も3Gとなっており普段の環境とは程遠いで状態でした。親は携帯電話を所有するも電話をかける事が精一杯です。今回の災害と避難生活において情報を得るツールを使える、使えないは今の時代厳しいものがあると、ひしひしと感じました。 コロナ渦で人との接触が制限されているので各個人で情報も得るための術を身につけることも、防災の一つとして考えざるを得ないと思いました。

 避難者への支援としては食の提供(基本的に弁当)、飲料水、マスク、そのほか物資、自衛隊特設風呂です。食べ物が不足していることは有りませんでした。ただ、今回救助され避難生活になったこともあり、自分で持ち出した物はごくわずかで多くの方が身一つでの避難を余儀なくされています。訪問して、私は何を話していいのかも分からずただ話を聞き持参したものを渡すことが精一杯でした。


~自分が持参、購入したものについて~
常温保存可能な羊羹、野菜ジュース、果物ジュース、栄養補助食品。ラジオ、爪切り 老眼鏡、市販目薬、アルコール指手消毒液 (ジェルタイプ)、噴霧方消毒液、綿棒、冷えピタ、ホットアイマスク、袋、乾電池、ライト、筆記用具、etc

~面会して頼まれたもの~
市販の薬(胃腸薬)、便秘薬、時計、顔毛剃り、手提げ袋。 小さい折り畳みテーブル
お薬手帳を持っていましたが、避難所にて巡回されるお医者様からは薬の処方はできないとの事で病院に行ってくださいとの対応となっている。避難所で医療の提供については難しい事が分かりました。

【被災地の様子>被災地域画像】

 避難所を離れて被災現場を視察。警報も出ていたので、行ける所までとなりましたが、連日の各種報道のとおり、道中洪水の跡が随所にみられ、市街地では必死に片付けされている様子を多く見ることができました。瓦礫などそこら中、山積みです。通行止めとなっている所も多く、記憶の範囲で車を走らせ地元へ向いました。どんどん進につれ悲惨な状況を目の当たりにし災害、被害の大きさを感じ取ることができました。道路は抉られ、寸断し、橋も、線路も流され、目的地へは行くこと出来ませんでした。報道、記事による被害画像を見ると復旧に何年かかるのか?復旧すらしてくれるのか?疑うレベルです。

 地域が本当に崩壊した姿をみた感じです。川を知り、共存し、これまでも洪水対策を講じてきた地域ですが、図り知れない自然の脅威に、ただただ 「何で」と言いたいです。想定外と言えば叩かれる時代ですが、本当想像以上の雨量と洪水、河川氾濫となった災害でした。球磨川の本流が取りざたされていますが支川も同様に大氾濫し被害が拡大をしています。

S1170008_2.jpg

S1170004_2.jpg

 警報がでたら まずは、命を守る行動を優先してください! !

 自分は、地元に出向き何かしたい、災害支援をしたいところですが、コロナ渦の行動制限により容易に帰省もできない状況でものすごくはがゆい思いをしています。

 訪問した際は事前にPCR検査を受けコロナ陰性が確定しているのですが、何回もできる検査でもないので日ごろの感染予防に徹して、感染させること、感染しないことを願っています。

 以 上

 奈良県在住 防災士